2021年にリリースされたラブライブ!楽曲の中から10選を決める

久々(ほぼ1年ぶり)のブログ更新。

さて、今回の記事のテーマは「2021年にリリースされたラブライブ!楽曲の中から10選を決める」になります。なぜこのような記事を書こうと思ったかですが、ラブライブ!シリーズでは今年だけで90曲もの新規楽曲がリリースされており、「それだけ曲数あるなら10選やったら面白いんじゃね?」と思ったからです。(単純)

 

ちなみに「2021年にリリースされたラブライブ!楽曲」の定義ですが、

・2021年発売のCDに新規収録された楽曲

・2021年発売のBDの特典として新規収録された楽曲

・2021年に最終巻が発売されるBDの全巻購入特典として新規収録された楽曲

・2021年に何らかの方法によって入手可能となったCDに新規収録された楽曲

 

以上になります。例えば「夢がここからはじまるよ」「Queendom」のようにアニメやゲーム等では2020年時点で登場していた楽曲であっても、それが収録されたCDが今年初めて発売となったものは「2021年にリリースされた」扱いです。逆に「P.S.の向こう側」「冒険Type A, B, C!!」のように市販のCDとして販売されたのは今年が初めてであっても、2020年以前に何らかの特典などの形で入手可能となっていたものについては「2021年にリリースされた」扱いとはしません。

 

それでは、早速10選の方に移っていきたいと思います。

 

  • 夢がここからはじまるよ

歌:虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 

「アニガサキ」から1期のフィナーレに相応しいこの曲。まずイントロのピアノのメロディ、12話で侑が歩夢の前で弾いてみせているのですが、これを「あなた(=侑)のための歌」として出してくる構成の上手さにビビりましたね笑。Aメロ、Bメロとソロでの歌唱パートが続いてからサビで全員パートに切り替わるというのも、虹ヶ咲が掲げてきたコンセプトである「仲間だけどライバル、ライバルだけど仲間」を見事に体現していると言えます。虹ヶ咲の全員曲はどれも素晴らしいものばかりですが、「夢ここ」はアニメの展開と相まってよりグッときてしまうのかもしれません。5月の3rdライブでも披露されましたが、矢野妃菜喜のピアノ披露からのこの曲が歌われるまでの流れはライブにおける象徴的な場面として多くのオタクの脳裏に焼き付いたと思います。

 

歌:AZALEA

 

「カッコよさ」がすっかり板につくようになったAZALEAから、大人なカッコよさを感じるこの曲。AZALEAは残り2つのユニットと比較して、メンバー3人の歌声が少し大人びているように感じられるのですが(あくまで個人的感想)、その声質と曲調・歌詞が見事にマッチしているといえます。曲のタイトルに「PHOENIX」と付いており、全体的な雰囲気としては「火の燃えるような熱さ」が連想されますが、虹ヶ咲のせつ菜の「CHASE!」のような真っ赤に燃え上がる炎というよりは、暗闇の中で静かに燃える火のようなイメージの曲調だと感じます。ライブでは実際に火の灯る演出もあり、めちゃくちゃかっこよかったです。今度は3人でのパフォーマンスが見たい(切実)。

 

  • ノンフィクション

歌:Liella!

 

「スーパースター‼︎」のTVアニメ挿入歌から、すみれセンターのこの曲。この曲が披露されるTVアニメのエピソードの良さも踏まえてここで挙げさせてもらうことにしました。アニメ内では「ラップ」が大会の課題テーマということでその要素を取り入れた楽曲となっていますが、これまでのラブライブにおけるラップパートが入った楽曲にありがちなハードめの曲調ではなく、ジャズ調のオシャレな雰囲気のある曲になっていたところも新しさを感じられて良かったと思います。現在1stライブツアーが開催中ですが、センターのすみれを演じるペイトン尚未がそのポテンシャルを余すことなく発揮してくるので、是非多くの人に見てほしいですね。

 

  • Day1

歌:Liella!

 

上記の「ノンフィクション」と合わせてLiella!の「切り札」的ポジションになりつつある(と個人的には思ってる)この曲。より純度の高まったラップのパートもあり、名実ともに「キラーチューン」という感じがします。こちらでもラップパートを担当するのがすみれ(ペイトン尚未)になっていますが、彼女のはっきりと通りやすい声質はラップとの相性も良く聴きごたえ抜群です。1stライブでは「ノンフィクション」からの流れで披露されていますが、そこで会場の雰囲気がガラッと変わる感じがたまらないですね。

 

  • この街でいまキミと

歌:Liella!

 

アニメED曲「未来は風のように」のカップリングで、爽やかな余韻を感じられるこの曲。イメージとしては、楽しいことがあった日の夕方に見る景色が思い浮かんでくるような曲調だと感じます。明るくも儚げなメロディが程よいテンポで流れていく曲の感じは、聴けば聴くほど良さが染みてくると言えるでしょう。1stライブでは、「トリ」の楽曲としてライブの締めに使われていますが、いつまでもその余韻に浸っていたいという気持ちにさせてくれます。

 

  • 私のSymphony

歌:Liella!

 

デビューシングル「始まりは君の空」に収録されており、TVアニメではかのんのソロverも披露されたこの曲。TVアニメで使われたこともそうですが、なにかと「文脈」の乗ることが多い曲ともいうことができます。5月のリリイベ*1では無観客の会場を活かした形でのパフォーマンスも披露され、イベントにおける印象的な場面となりました。歌詞もLiella!の過去、今、未来とそれぞれ結びつく部分があり、聴くタイミングによって印象が変わってきそうなところもこの曲の持つ魅力の1つだと思います。

 

  • 夜明珠

歌:鐘 嵐珠(法元明菜)

 

昨年10月からのスクスタ2ndシーズンより本格的に物語に絡み出し、今年の8月についに同好会の新メンバーとして加わることになったランジュソロ2曲目のこの曲。作中で「凄い存在」として描かれるランジュのその「凄さ」を音楽面からのアプローチで補強できた楽曲だと思います。個人的に1曲目のソロ曲である「Queendom」がそれほど刺さらなかったこともあり、ランジュのソロアイドルとしての「凄さ」にあまり説得力を感じられてなかったのですが、「夜明珠」ではランジュの持つ格好良さや妖艶な感じが余すことなく伝わってきました。ライブでの実際のパフォーマンスも楽しみです。

 

歌:CYaRon!

 

新曲の3曲がそれぞれ「新しいCYaRon!」を見せてくれたアルバム曲の中からこの曲。中華っぽさのあるアップテンポなメロディとキャッチーな歌詞が聴いていてクセになります。CYaRon!の2ndライブ*2ではチャイナ衣装を纏ってのパフォーマンスだったり、千歌と曜のバトル演出(?)があったりと大いに盛り上がる楽曲となっていました。あとは何と言ってもAZALEA2ndライブのDJダイヤのパートで使われたのが個人的に強く印象に残っていますね笑。「DJ映え」もするこの曲の魅力を存分に味わえたと思っています。

 

  • We'll get the next dream!!!

歌:AZALEA

 

PHOENIX DANCE」に続いてAZALEAからは2曲目の選出となるこの曲。軽快なリズムとダークな感じのサウンドのマッチングが聴いていて心地よい曲です。ここ最近のAZALEA楽曲のテーマとしては「冒険」「暗闇」「迷宮」あたりがあがってくると思いますが、この曲もまた「どこか暗闇の中にいながらも、それでも次の夢に突き進んでいく」というようなメッセージ性も感じられる楽曲になっています。特にAZALEAは元々予定していた1stライブが中止になるなど、人一倍悔しい思いをしてきたところもあるといえるので、歌詞の1つひとつが深く心に刺さるような感じがします。

 

  • Twinkle Town

歌:QU4RTZ

 

虹ヶ咲のアニメBD第6巻の特典として収録されたこの曲。ラブライブのミニユニットの中においても屈指の声質の良さと高歌唱力を誇るQU4RTZだからこその魅力に詰まった曲だと思います。4人のメンバーのそれぞれ得意な音域が少しずつ異なるゆえのハーモニーはまさしく「耳が幸せ」としか言いようがないものです。10月のライブ&ファンミーティングでは、クリスマスがテーマの曲らしくサンタ風の衣装でのパフォーマンスとなり、「目も幸せ」になりました笑。今の時期だとより染みてくる曲でもありますね。

 

 

 

以上の10曲が個人的な「#2021ラブライブ楽曲10選」になります。「Nameless Love Song」(Guilty Kiss)、「ラクル STAY TUNE!」(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会)、「Starlight Prologue」(Liella!)あたりの楽曲は惜しくも選外という感じですね。90曲も新しく曲が出れば、好みも人それぞれだと思うので、ぜひみなさんの10選も知れたらいいなと思っています笑。

 

それでは〜。

*1:コロナ拡大の影響で直前に無観客配信のみに切り替えられた

*2:僕は同日開催のフランシュシュのライブに参加しており、現地参加はできず