2022年にリリースされたラブライブ!楽曲の中から10選を決める
いよいよ2022年も終わりを迎えようとしています。今年は新型コロナウイルスとの終わらない戦いやロシアによるウクライナ侵攻など、世界的にも激動の一年でした。そんな中、ラブライブ!シリーズではシリーズ史上初めて1年の間で2つのTVアニメシリーズが放送されたり、Aqoursはドームライブツアーの開催、虹ヶ咲は2つのナンバリングライブ、 Liella!に至っては3つのナンバリングライブが開催されたり*1、ミュージカルやバーチャルスクールアイドルといった新たな展開が動き出したりと、こちらも激動の一年だったと言えます。そうして展開が活発になると楽曲数もかなりのペースで増えていくわけですが、今年では88曲もの楽曲が新たに追加されました(自分調べ)。そこで今回は昨年に引き続き、個人的に気に入った・良いと思った・ぶっ刺さった楽曲を10選という形で発表していきたいと思います。
昨年の記事はこちらより 2021年にリリースされたラブライブ!楽曲の中から10選を決める - よしのきららのブログ
「2022年にリリースされたラブライブ!楽曲」の定義としては、
・2022年に発売されたCDに収録された新曲
・2022年に発売されたアニメのBlu-rayの特典として収録された新曲
・2022年に最終巻が発売されたアニメのBlu-rayの全巻購入特典として収録された新曲
・その他で2022年内において何らかの方法で入手可能となったCDに収録された新曲
となります。
2022年3月発売のLiella!の1stアルバムには『START!! True dreams』や『始まりは君の空』などの曲も収録されていますが、これらは新曲ではないため除外されます。
Sunny Passionの楽曲『HOT PASSION!!』は2021年放送の『ラブライブ!スーパースター‼︎』に部分的に登場していますが、CDとして発売されたのは2022年2月のため今回の記事の対象です。
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のシングル『永遠の一瞬』の収録曲である『Hurray Hurray(12人ver.)』は2021年発売のBlu-rayの特典曲として登場しているため除外されます。『TOKIMEKI Runners(12人ver.)』や『Love U my friends(12人ver.)』に関しても同様の措置とします。
以上の点を踏まえた上で、10選を決めていこうと思います。今回は10位から1位までのランキング形式にしています。
筆者が独断と偏見で決める2022年のラブライブ!楽曲10選
それでは、10位から発表していきます…!
- 第10位
"Oh my! 星空のstage light
このpassionはずっと揺るぎない"
・ 『Till Sunrise』
歌:Sunny Passion
Sunny Passionの持ち曲2曲のうち、『HOT PASSION!!』が彼女たちにとっての"名刺代わり"の曲だとすれば、こちらは「ラブライブ優勝グループ」としての彼女たちの現在地を示したような曲。ラップパートの格好良さに加えて、メロディからはどこか切なげな部分も感じられ、「神津島のためにスクールアイドルとして活躍したい」と考える2人の思いがダイレクトに伝わってきます。「月夜」「海辺」「星空」「水平線」といった神津島の自然を想起させるワードが多く使われてるのもポイントと言えますね。
- 第9位
"新人スクールアイドルの
大きな声で歩夢だぴょん!"
・『繚乱!ビクトリーロード』
これぞ虹ヶ咲といった感じの、ライブでやれば必ず盛り上がるいわゆる「自己紹介ソング」。曲がリリースされた時点でライブ披露に対する期待度はかなり大きかったと思いますが、5thではまさかの特攻服*2による登場とド派手な演出でその期待をさらに飛び越えてきました。この曲の見事な点は、「12人揃わなくても披露がしやすい」という点。フェスイベント出演時における虹ヶ咲の定番曲になり得る楽曲だと思います。ちなみに個人的にはエマの「海を渡ってスイスイスイ」のところが好き。
- 第8位
"なにも見えない夜が来ても
勇気だして笑ってみよう"
・『Sing!Shine!Smile!』
歌:Liella!
『ラブライブ!スーパースター!! TVアニメ2期』より第10話でラブライブ東京大会の披露曲として登場したこちらの曲。個人的にスーパースターの2期が10話までで「ラブライブで勝つこと」へのアンサーを示す話になっていると捉えており、この曲が1つの「集大成」であると感じています。直前に披露されるウィーン・マルガレーテの『エーデルシュタイン』と比較して「みんなで」「楽しく」ということが曲調からも強く意識されていて、実際に3rdライブで披露されたのを聴いていてもステージ上の9人と一体となれるような暖かい印象を受けました。サビ部分のダンスが9人横並びで揃ってるところはライブで見ると壮観です。
- 第7位
"めくるめく表情くるりと感情チラリ
まるでピンポンボール"
・『Look at me now』
歌:R3BIRTH
虹ヶ咲のアニメ2期Blu-rayの4巻の特典として収録された曲。「全部の曲が強い」とも言われるR3BIRTHですが、この曲もその例に漏れていません。『MONSTER GIRLS』や『Vroom Vroom 』はどちらかというと重低音を響かせる激しめの曲調ですが、こちらは軽快なテンポで心地よいメロディが流れてくるオシャレ系の曲という感じです。R3BIRTHの魅力の1つはスクールアイドルとしては「規格外」なところだと思うのですが、良い意味で普通のスクールアイドルらしくない大人な雰囲気がある曲で、聴くたびにクセになっていってしまいます。
- 第6位
"はじまりの風光る
瞬く明日へと"
・『Future Parade』
『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 TVアニメ2期』の第13話挿入歌で、アニガサキの劇中においては初めて12人で歌唱された曲。1期で同じポジションに相当する楽曲『夢がここからはじまるよ』と比較して初見(初聴?)の印象では正直そこまで刺さっていなかったのですが、5thライブで実際に披露されたのを見て自分の中での評価が大きく変わった曲でもありました。アニメの展開も良いのですが、スクスタ・アニメ双方の展開が「12人のスクールアイドルとあなた/侑のいる同好会」としてようやく足並みが揃ったところで出てくることもあって、やはり自分の中では特別な感じがします。特に5thライブの最終日(武蔵野の森のDay2公演)ではダブルアンコールにて最後に披露されており、結果的にこれが今の12人で披露された最後の曲ということになると思うので*3、より一層思い入れは強いです。
- 第5位
"毎日がパラダイス 絶対的なスマイル
何百回転したって楽しんです"
・『POP TALKING』
歌:Liella!
昨年の10選記事において『Day1』をLiella!の切り札的な楽曲として紹介しましたが、その『Day1』が5人版Liella!の切り札であるとすればこちらは9人版Liella!の切り札と言えるような曲。がっつりラップパートが入っている点は2曲とも共通していますが、『Day1』がカッコいい系のラップだったのに対してこちらはコミカルな雰囲気のラップパートになっています。個人的にLiella!は2期生の4人が加わったことで、洗練された5人のパフォーマンスからわちゃわちゃしていて楽しげな雰囲気でのパフォーマンスへと変わっていった印象ですが、この曲はその「わちゃわちゃ」感を良く表していると思っています。
- 第4位
"ゲーム継続
あとちょっとで何かつかめそう"
・『迷冥探偵ヨハネ』
6月のAqours6thライブ東京ドーム公演の2日目で完全初披露されたヨハネの3曲目*4のソロ曲。CD音源で聴いてももちろん良いのですが、なにせこの曲を初めて聴くこととなったのが東京ドームで実際にライブ披露されているものであったため、初見のインパクトの大きさが段違いでした*5。元々安定してハイレベルなパフォーマンス能力をライブで発揮する小林愛香さんですが、この東京ドーム公演は特に凄まじく、その状態で初めて披露されたこちらの楽曲に関してはあの時ライブを見ていた全てのオタクにぶっ刺さるくらいのパワーを持っていたと言っても過言ではないと思います。
- 第3位
"ずっと終わらないね 夢を教えてほしいよ
いま目の前にひろがる 未来へとこの気持ち連れていこう"
・『ユニゾン』
歌:Liella!
1stアルバム収録曲であり、5人体制のLiella!において最後にリリースされている曲。1stアルバムを引っ提げての3都市6公演に渡る2ndライブにおいては各公演の「トリ」を飾る楽曲にもなっていました。そういった楽曲の立ち位置であることからも、「区切り」を意識したような曲という印象も受けます。イントロが時計の秒針の音で始まり、「ずっと終わらないで 時がとまればいいのに」という歌詞もあって、全体的に「何かが終わり、新しい何かが始まる」ということを歌ったような曲ですが、これは5人のLiella!から9人のLiella!へと切り替わる時期だからこそより響くところがあった気がします。
- 第2位
"Let's go! Step into the new world
偽りのない姿見せて"
・『Eternal Light』
歌:DiverDiva
『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 TVアニメ2期』の第4話挿入歌。DiverDivaのカッコいい部分が余すところなく発揮されている曲だと感じます。特にライブで(しかも音響の良いガーデンシアターで)聴くとマジで強いとしか言いようがないです。愛役の村上奈津実さんが高速ラップのパートを平然と披露して見せるのも凄いですし、果林役の久保田未夢さんもキレのあるダンスやステージ上の振る舞いがとても良くて、全体的に満足度の高かった5thライブの中でも特に印象に残ってる曲だったりします。DiverDivaに関してはキャストが2人ともパフォーマンスの鬼みたいな人なので、フェス系のイベントにもどんどん出演していってほしいです。
- 第1位
"Say イエイエイエイエ〜!ファンキーココナッツ
僕らジューシー 真夏の申し子さ"
・『ビタミンSUMMER!』
歌:Liella!
『ラブライブ!スーパースター!! TVアニメ2期』より第6話の挿入歌で、9人のLiella!としては劇中で初めて披露された曲。ラブライブのアニメ挿入歌としては歴代トップクラスで意味不明な歌詞になっていますが、こういった楽曲があってこそLiella!が9人になった意味を個人的には感じます。この曲に限らず、Liella!の楽曲はいわゆる「文脈」の部分を他のシリーズよりも抑えめにして、その分自由度を高めているような印象もありますが、そんなカオスでもライブになればちゃんと流れに沿ってパフォーマンスされるので見ていて安心感があります。自由度を上げられるからこそ、こういった「楽しい」に特化した楽曲が出てくるというのはLiella!にとっての明確な強みでもあり、個人的にLiella!のライブをより多くの人に自信を持って「見てほしい」と言えるポイントでもあります。
以上、個人的に選んだ2022年にリリースされたラブライブ!楽曲の上位10選となります。『Eutopia』、『ENJOY IT!』あたりが惜しくも選外という感じです。
今年も良い曲との出会いがたくさんあって、良い1年だったと感じています。10選に関してはいかがでしたでしょうか?「この曲が入っていないなんて…!」というような意見もきっとあるかと思います。ぜひ、皆さんの10選もお聞かせいただけたらなと思っています。それでは、ここまでお付き合いくださった方々、ありがとうございました。良いお年を!