2018年 アニメソング10選

こんにちは。あけましておめでとうございます。よしのきららです。昨年は合計で約50本のアニメを見てきた私ですが、そのOP・ED+αで100曲程の新しいアニソンにも出会う年となりました。そんな中で特に気に入った曲を10曲ほど紹介するのがこの記事になります。

 

歌:衛藤可奈美(本渡楓)、十条姫和(大西沙織)、柳瀬舞衣(和氣あず未)、糸見沙耶香(木野日菜)、益子薫(松田利冴)、古波蔵エレン(鈴木絵理)
 
 まず1曲目は2018最強のアニメである刀使ノ巫女の2クール目OP曲、進化系Colors。1クール目のOP、Save you Save meとはガラッと雰囲気が変わって、しっとりとした曲調からそれでも力強さを感じる歌詞と歌い方。特に、「運命は揺れて、揺れて形変えていくけど」のところの沙耶香(木野日菜さん)の歌声は2クール目の話の中で決意を固める彼女の心の強さを表しているよう。バトルアニメ的な盛り上がり要素としてはSave you Save meに軍配が上がるが、本編2クール目の「救い」のストーリーにはこの進化系Colorsの曲から感じられる優しさや強さがぴったり合っており、まさに神アニメの神OPといえる曲。
 
 
ゆったり、しっとりとした曲調の中に力強いメッセージ性が込められた歌詞が乗っている曲。この曲について語るには、やはりこみがの本編に触れる必要がある。というのも、作品内において主人公のかおす先生は割とよく泣いていた=涙をみせていたわけだが、決して前を向くのをやめなかったということ。編沢さんにどれだけダメ出しされようとネームを持って行き続けた、そこがこの曲に表れ出ているかおす先生の本質というか、マンガ家としての生き様のように感じられる。曲自体の良さもさることながら、アニソンとしての「アニメを表す」部分においても素晴らしい曲。
 
歌:玉木マリ(水瀬いのり)、小淵沢報瀬(花澤香菜)、三宅日向(井口裕香)、白石結月(早見沙織)
 
実は冬クールが終わった時点で、この曲を超える曲はもう2018年のうちには出てこないだろうと思っていた。そうしたら上2曲が春に出てきて、嬉しい悲鳴というか、喜ばしい1年間になったわけだが、とにかく冬の時点ではそう思わされるくらいの「強い」曲がこれ。なにが「強い」かというと、よりもいのEDであること。イントロから泣かせに来るようなメロディをしているが、それがあのよりもい本編の直後に流れてくるのである。それだけでも反則なのだが、極めつけは挿入歌である「ハルカトオク」とのコンボ。ハルカトオクが流れるシーン自体、よりもい本編の中でも屈指の「泣ける」場面揃いだが、そのシーンのクライマックスでハルカトオクが流れ終わり、EDに入る。つまり、一番泣けるところでこれが流れ始めるということ。やばい。
 
  • Rainbow Planet (プラネット・ウィズ ED)
 
渕上舞さんのしっかりとした力強い歌声と、「強さ」「悲哀さ」「優しさ」と様々なものが見えてくるメロディ、そしてなんといってもプラネット・ウィズ本編でも扱っているテーマ「正義」について書かれた歌詞、すべてが刺さる曲。「正しさの裏側も間違いじゃない」「誰もがそれぞれ正義の中で正義を見失う」などは歌詞単体で見ても十分強いメッセージ性を感じられるし、アニメ本編の内容ともリンクしており、アニソンとしても強い。メロディから様々な要素や感情を感じるのは、「正義」というのが必ずしも1つの決まった形として存在しているわけじゃないということを間接的に表している…ような気がする。
 
  • youthful beautiful (SSSS.GRIDMAN ED)
 
秋の話題作、SSSS.GRIDMANのEDテーマ。個人的に、アニメ本編に関しては結構不満が残る感じになってしまったのだが、その中でも良かった点としてこのEDがある。人気声優の良タイアップということで要素としても十分強い曲だが、曲自体のメロディも歌声も良く、完成度は高いと感じる。ED映像が百合なのも良いよね。
 
歌:フランシュシュ
 
ゾンビランドサガの劇中で様々なジャンルの曲に挑戦していたフランシュシュだが、OPのこの曲は一昔前のご当地(?)戦隊ヒーローもののテーマソングといった感じの曲。この曲の、というよりはフランシュシュ自体の評価にもつながってくるが、歌声のバランスが非常に良い。本渡、種田、田中のかわいい系の声と田野、河瀬、衣川のカッコいい系の声が合わさり、曲自体に幅を持たせられる。特筆すべきは、やはり河瀬茉希さんの歌声の力強さ。演技の時の声がどちらかというとか弱い女子的な感じなので、ギャップという点でもすごい。OPのfull verだとさくらの最初のセリフ部分がカットされてしまっているのが玉に瑕。
 
歌:小糸侑(高田憂希)、七海燈子(寿美菜子)
 
 全体的な曲調としては明るめの曲。だが、どこか儚げな、脆さも感じるような、そういった部分があり、繊細な描写で感情の細かな動きを描いてきた本編とマッチングしている。感情的な部分で言えば、「優しさ」を感じるメロディと歌声であり、曲調の明るさも合わさって温かみのある楽曲になっているといえる。
 
  • ジャンプアップ↑エール!! (アニマエール OP)
歌:神ノ木高校チアリーディング部
 
これぞきららのOPといったような元気が溢れる感じの曲。「人を元気にする」というチアリーディングを扱う作品のテーマにもピッタリ合っている。まさに、そのようなきらら的楽曲の良さとチアリーディングの良さを融合させた曲であり、楽しさあふれるメロディと可愛くも元気いっぱいな歌声が印象的。常にアップテンポかつハイテンションな曲だが、電波的な要素はあまりなく、個人的にカラオケなどで歌うには1番楽しいタイプでもある。
 
歌:fhána
 
前回(2017年)の10選でも入れていたfhánaから1曲。軽快なメロディと高音のボーカルがいい感じにマッチしており、聴いていて心地よい。全体的にも明るい雰囲気の曲で、新しい物語へと前向きに進んでいくメルヘン・メドヘンの本編の内容にも合っている。タイトルも「わたしのための物語」だし。ただし、肝心のアニメの方は9話で作画崩壊、10話まで放送されたが………
 
歌:スタァライト九九組
 
「星のダイアローグ」「Star Divine」など数々の名曲を生んだレヴュースタァライトからはアニメEDのこの曲。アニメのEDとしては毎回歌うひとが変わっていったこの曲だが、2人(以上)で歌う時の輪唱部分が好き。哀愁漂う感じのメロディは、舞台少女たちのまっすぐな、それでもどこか苦しげな感情を伝えてくる。基本的には同じパートを(若干の変化を加えながら)繰り返す曲の構成だが、それも上述のような曲の雰囲気をよりはっきりさせているように感じる。
 
 
以上の10曲が私的2018年アニソン10選です。選出から漏れてしまったものの、結構気に入っている曲も他にあるので、それについても機会があれば紹介したいですね。それよりもまず作品10選、話数10選ですけど。こういうのを毎年ちゃんと書き続けている人は尊敬します。